Chris Tong Cheng Yi (F36)

岡山大学文学部言語学領域 (2017~)

PBTで学んでよかったこと

大学入試対策の特別授業が特によかった。この授業では、先生方は学生が応募する大学の入試に応じて対策をしてくれます。私の場合、小論文と面接についての指導を受けました。授業自体はとても大変でしたが、大変勉強になり、自信を持って入試に挑めました。

大学生活

大学で社会学を学びたいと思って、文学部に行くことにしましたが、実際文学部で勉強してみて、結局二回生になったとき言語学分野に行くことにしました。大学での授業は、PBTでの授業と全くと言っていいほど異なっていて、授業内容はもちろん難しい上、教授の滑舌や方言などもあまりわからなかったので、最初はかなり苦労をしました。それに、文学部だからか、毎週2000字のレポートがあり、この課題がストレスの要因になっていました。しかし、日本や大学での生活を慣れてくると、すべてがとても楽しくなって、充実した毎日を過ごすことができています。
授業の他、グリークラブという部活に入部しています。グリーは100人以上の部員を有する混声合唱団で、毎年12月にある定期演奏会に向けて週3で練習を行っています。さらに、大学の学食でバイトをやっていて、日本で働くというのはどういうことなのかについて身を持って体験できています。バイトを始めた頃は日本の働き方にあまり納得が行かなく、困ったこともいくつかありました。例えば出勤時間の5~10分前には必ず現場に入らないといけないことや、自分の仕事範囲外の仕事も頼まれる(拒否権はない)などです。幸いなことに、部活でもバイトでも仲の良い友だちを何人かできて、外国人である私を優しく見守ってくれて、なにか間違ったことをやったとしても気にせず教えてくれたりします。彼らと出会わなければ大学生活を謳歌できなかったかもしれないと常に感じています。

今後の進路

卒業したら旅行会社に勤務する予定です。日本ではかなり有名な企業で、全国に支店を持ち、海外にもいくつか事務所を置いてあるような大手企業です。そこで旅行プランナーとして、お客様のニーズに応じたサービスを提供し、新しい形の「旅行」を提案していくような業務を担当します。

後輩へのメッセージ

「留学に行って後悔する人はいない」これは岡山大学留学推進課のポスターに書いてあるキャッチコピーです。大変共鳴できる言葉なので、皆さんに共有したいと思いました。母国を離れて海外で生活するのはとても勇気のいることです。ところが、慣れた環境から飛び出て新天地に行くことで、今までと異なった視点や思考に触れられ、視野や考え方はとても広がります。たとえ流暢な日本語が話せなくても、日本文化について何一つわからなくても、もし少しでも留学に行きたいと思っているのであれば、迷わずに第一歩を踏み出してほしいと思っています。「努力は必ず報われる」、頑張ればいつか必ず成功する。難しくても容易に諦めず、PBTでの生活を楽しんでください。
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